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スパークについて

10/12 COMIC CITY SPARK9ですが、多ジャンルにて参加予定なのですが、ぷよ系も取り置きのみで持っていく予定です。

東5ホール ほ24a 【.】(テイルズオブイノセンススペース)
もしご都合がありましてお考えの方がいらっしゃいましたら、フォームにて投稿のうえ、当日お声かけください。頒布物の関係で机上には置きません。

ラミカのほうも持込み予定です。こちらキャラ指定がありませんが、ラミカの取り置き注文がありましたら主義での完売分も含めて持込み予定ですので、申し込みいただければと思います。
フォームでの注文が無い場合は持込みしませんのでご了承ください。

スパーク取り置きフォーム


あと当日は結構暇している予定なのでこっそりスケブ受付もしてます。
なお、ぷよ主義の新刊既刊はスパーク後に通販開始の予定です。お待たせしてすみません。
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ぷよ主義お知らせとか

ぷよ主義関係のお知らせとか呟き色々
だんだん増えます新刊予定>
「欠月レコォヅ」@再録本

A5オフ/P164+カラー口絵1P/再録本

2008年くらいから2012年くらいまでのオフコピー再録。カラーは本文末に、過去のぷよポケにてポストカードに寄稿させていただいたARSS入れてます。
オールキャラからシェゾ受にいきサタシェが多めでARSSまでですので、購入の際はお気をつけください。かなり無節操ですが一応全年齢対象物のみ収録してます。

再録セットでARSSパスケースつき

1,500円

「渚のたふねすろっく」@ぷよクエギャグ

B5オフ/28P/ぷよクエ(悪魔ロック&15%タフネスまもの)
500円
じょりっぱさんと合同でぷよクエのタフネスまもの組とロックが仲良くしてる本。
じょりっぱさん>ロックメイン
おひむ>タフネスメイン
若干表紙詐欺みたいな感じにドラウドさんがまともに出てこないですすみません。

既刊>
「Preserved World」(シェゾ誕ARSS)
「Re:Mirror Side」(サタシェR-18)
「蒼月のアクアマリン」(シェセリアンソロ)
「Only in one,Only once is.」(サタシェ/残部少)

グッズ系>
ラミカ・サタシェ抱き枕
ラミカ新作4枚あります。ぷよテト


他ジャンル>
TOI-Rのコンスパ本出してます。こちらのみ申し込みあった分だけもっていくので、もし欲しい方がいましたらフォームにお願いします。
TOI-Rフォーム

コスプレ>
衣装の出来次第ではありますが、ARSSコスしている予定です。
本人はシェゾ予定で連れはオフの友人です。
上で合同本をだしているじょりさんは今回不在ですのでお間違えなきよう。

その他質問がありましたら記事右下にありますコメント欄からどうぞ。
死ぬまでずっと一緒だよとか、そういう約束をした覚えはないのだが、それでも死んでもずっと一緒だった。
あのこは一緒にいることをきっと当たり前だと思っていて、当然だと思っていて、だから自分を置いてフラっといなくなったりとかするのだが、それはあの子はふらっとどこかにいっても必ずここに戻ってくるからで、その戻ってきたときに自分がここからいなくなるだろうなんてことは微塵も思っていないのだ。微塵も。

(あれ、ユウちゃんがいない……)

今日も。気が付いたら双子の片割れがいなくなっていた。

気付くのが遅いとも言われそうだが、特になんでもなく、目を離したらあっという間にいなくなっている。そんなのは別にいつものことだ。
そのことに気づいた双子の弟は、いつもは相方が戻ってくるまで待っているのだが、せっかくなので少し、この周りをふらふらしてみることにした。

普段ふたりでしか見ない景色だ。

いつも二人でいると片割れがはしゃいでそれについていくのが精いっぱいでじっくり見たことはなかったなぁと思う。背中越しだから景色なんて半分くらいしか見えないし、そもそも相方を追いかけないといけないから周りなんて気にしている余裕はないし。

(あ、こんなことろに花とか、咲いてたんだ)

ふわり。見下ろした地面に一輪の花。
手に取ろうにも触れる手は持っていないのだけれど。
そういえばあまり気にしたことはないが、鼻もきかなくなっているから、花の香りとか、そういうものも感じたことがなかったと、今更ながらに思い出した。

(花の匂い…どういうのだったっけ……?)

思い出そうとして少しだけ首をかしげる。
昔、そう昔だ、生前。嗅いだはずの匂いを、しかしどうしても思い出せなかった。感覚としてなくなってしまっているのかもしれない。残念だ。

ふぁさり。風の音がして花が揺れるのを見送った。
風吹いてきた、と思って、そういえば風は感じるなぁと思う。否、感じるような気がするだけで、実際は感じていないのかもしれない。
冷たいとか、あついとか、そういうのも良くわからない。




(あれ、なんか)




そう思ったらなんだか世界がつまらないものに思えてきた。
普段は忙しい姉の相手をしていて気づかなかったのだが、目に見える世界は全部手の届かないもので、感覚として感じられるものは何一つなくて、ふわりと揺れて浮かんでいる自分は。


「……ん、……ぅえーんっ」


と、不意に遠くから誰かの泣き声が聞こえて意識を戻す。
誰かの、というより、あの声は。
聞こえた声の方へ飛んでいき、レイは目的のそれに話しかけた。


「…どうしたの、ユウちゃん」
「あーーっ!!レイくんどこ行ってたの―――!!」



泣いていたのは、双子の片割れだった。

何がどうして泣いているのかわからないが、自分を見つけるなり抱きついてきた双子の姉の背中をとりあえず叩いてやる。

「レイくんがいなくなっちゃったからビックリしたのー!!」
「そう、ごめんね」

めずらしく泣きじゃくる姉をなだめながら、その背中に触れられることに少しだけ安堵を覚えた。




「うん、ごめんね、大丈夫、どこにもいかないよ」

3点拍拍(シェフェリ)

くしゃり、草を踏みしめる。両足を揃える。

右足を踏み出す、草が揺れる。少し遠くに左足を出す、花が揺れる。
くるり、まわりながら右足を出す。スカートが揺れる。
流れで左足を付ける。ふわり、髪が揺れる。

締めた脇を緩める。両手が揺れる。

頭の中で歌を歌う。草花の絨毯が歌う。





頭上から声をかけられる。「お前もそういう顔するんだな」






「……っ!!」

いるとは思っていなかったところから声が聞こえてフェーリは振り返り表情を強張らせる。
空には誰もいないと思っていたが、まさか木の上に誰かいるとは。

こんな森の先の広場に足を踏み入れるものなどいないと思っていたが。

「何でいるのよ……闇の魔導師」
「昼寝」

言いながらその闇の魔導師は木の上からすとんと降りてくる。この気温に似つかわしくない黒いマントをふわりと流して着地したそれは、緩慢だが重くはない動作で身体を起こす。
一歩後ろに下がったフェーリを一瞥、それから欠伸をひとつ。
もう一度見下ろして口を開く。

「なに、か用…?」
「いや、人の気配がしたから起きた。ら、お前がいただけだ」
「そう」

ならばタイミングが悪い。どちらが、というわけではないが。
昼寝を起こされた彼の方か、起こしてしまった彼女の方か。
どのみちどちらもタイミングが悪い。それだけだ、それだけだが。

「見たの……?」
「何を?」
「さっきの」

震える声で言われてああ、とシェゾがひとつ。
さっきの、とはこの広場で先ほどくるくると回っていた黒い影のことか。
もっと正確に言うと黒い影とは目の前の少女のことで、くるくるとしていたあれは。

「ワルツのステップだろ、さっきの」
「見たのね…!!」

フェーリにしてみれば何たる屈辱だ。
確かに先ほど踏んでいたのはそのステップであるのだが別にこいつに見せるために踏んでいたわけではない。あれは。あれはもっと大事な。

それを知ってから知らずか、しかし目の前の彼はからかうでもなく褒めるでもなく眠そうに眼を細めるだけだった。


「……普段からああいう顔してればもっと可愛いだろうに」
「あ、あなたに言われても嬉しくないのよ!!」
「へいへい、失礼しました」
黒いな。

ただそう思った。そういえばこの世界で「黒い人」は見たことがない。
黒い人というと何かしらの揶揄のようだが実のところ事実、黒い髪に黒い服を着て黒いマントをまとった人のことだ。
自分こそ闇の魔導師と言っているが髪は銀だし服は、そういえば漆黒というほど黒くもない。

そういえばこの世界にきてから、黒はあまり着なくなった。何故、というわけでもないが。

多分世界が黒を必要としていないからだ。


「言葉は。話せるか」



シェゾは水晶に移った人物にそれだけ告げた。
一呼吸置いてから返事が返ってくる。話せる、と。

「そうか。よかった」

【よかった】その言葉が自分の口から出たことにシェゾは自分のことながら少し驚いた。
まだ、自分にそういう感情が残っていたのかと。望郷、なのだろうか、この感情は。

気を取り直し再び水晶を見つめて、状況を聞こうかすこし躊躇する。
聞きたいが彼の背後が見えないのが少し気になった。通信用の水晶ではあるが、本来写っている人物と、そのものの周りを映し出すもののはずのそれが、投影しているのは人物だけだった。

そちらに、世界は、あるのか?

彼が自分の傍らに置いた、水晶の向こうにいるのはシェゾの知らない人物ではない。
この世界に飛ぶ前、もといた世界に存在していた人物だ。

魔導学校の卒業生で、アルルの先輩で、魔導幼稚園の血縁者で、幼稚園の試験官で、時々幻影。

交差した世界を渡ることのない、けれど、確かに存在していた、否、存在している、人物。
特別懇意にしているわけではないが、ここで情報の交換をする通信をするのには、適した人物だ。



「そういえば、ついにアルルのドッペルも来たな。此方に」



シェゾは問うのをやめて、ふと思い出した近況をひとつ。
近況と言ってももう少し古い話か、とシェゾは思いながら記憶をめぐらす。
プワープ、と言ったか、この島、この、世界は。

この世界に落ちてからしばらく。もうほとんどの者がこの世界に存在することに慣れてきた。
シェゾ自身も例外ではないが、それでもたまに、前の世界との扉を開いてはいる。
なぜかといわれたら何故かはわからない。ただ、自分に出来るから。それだけだ。

『ふむ、お前のドッペルもそろそろ行けるかな』
「どうだろうな」

言われてもう少し記憶をたどり、思い出せたことに少しだけ安堵する。
大丈夫、まだ、忘れていない。

「そうだな……お前も青い服着たらコッチに来れるかもしれないぞ」
『青?』
「黒は、多分ダメなんだ、俺たちだと手前の世界で弾かれる」

もっとも、お前はそれ以前の問題かもしれないが。
その言葉にガラスの向こうでカミュが笑う。

『俺はいいよ。こっちでラーラに追いかけられるのにも慣れてきた。アルルの様子も聞ける。こうやってたまにお前と話ができる。それこそ贅沢だ』
「なんだそれ口説き文句みたいになってるぞ」
『遠距離恋愛か?冗談はよしてくれ』
「まったくだ」

ひとつふたつ、そうして軽く笑いあってその日の通信は終了する。



世界は、まだあるのだろうか。

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