サイトの方にも書いたのですが、シナリオがシステムと同時進行ですが、プロローグ部分まで形になりました。
シナリオ全部仕上げてからシステム打ちこんで行った方がいいんですかねぇ…とも思うのですが、いかんせん同時進行というか、全部俺、状態なのでいまいちどうしたものか…。
シナリオを協力者さんに頼む、という方法もやや考えなくもないのですが、いかんせん私の話の作り方がプロットとシナリオ同時進行というか、人様にお任せ出来るだけのプロットを作ることができないんですね…。
多分文書きとしては本当にまずいというか、悪い例、みたいなのに出されてしまうような気がするのですが、独学でやっていたためかこういう感じでしか描けないというか…なんですが、私の場合、特に長編を書くときは、
「登場キャラ」と「こういうことをしたい」というのをガッツリ決めてから「こう言う流れならこういうことができるな」という感じで流れを決めて、その流れの中で「こういう流れもあったら面白いかも」「このキャラの立ち位置はここにしよう」みたいにぼんやり少しずつ肉付けしていく感じで。
分かりにくいですねすみません。
もうちょっと具体例だしてみます。
えっと、たとえば今回の場合、まず大前提に「シェゾ総受で話を書こう」というのがあります。まぁそういうコンセプトだから仕方ないですね。
そうしたら次に今回は「登場人物」を決めます。キャラページにちらっと書いてありますが、「サタン、ラグナス、インキュバス、カミュ、Dシェゾ、レムレス」というメンバーを決めました。メンバーは割と周りの意見を参考にしました。が、どう考えてもカミュは完全に私の趣味ですすみません。
そしたら今度はそのキャラをうまく動かせるシナリオにしてあげないといけないのですが、その前に、今回は特に「キャラの方向性をしっかりさせる」という作業が入ってきます。今回の場合、「シェゾ総受」という設定が大前提にあるので、ちゃんと「そういう方向」に持って行けるようなキャラ設定と、イベントなどが無いといけません。
ただ「シェゾが好き」じゃ駄目なんですね。私が話を書くときに気をつけたいのは、安易に「好きな人」だとか「恋人」であるとかという言葉を使用しないようにするということです。
まぁ、すでに設定の固まっているサイトの小説や、漫画なら良いかなとも思うのですが、こう言うシナリオの場合、「どうして好きになった?」「何処に惹かれた?」そういう部分が置いてけぼりになってしまっていると、それは読んでいる人に違和感を与えてしまったり、ただの自己満足……まぁ、BLな時点で自己満足なのですが、になってしまいます。
とにかくそういうおいてけぼり要素っていうのを極力減らしていかないといけません。
ただ「みんなが好き」だから「総受」という展開ではなく、「シェゾのどういうところが魅力」だから「総受」なのかというキャラの確定ですね。
また、同時に「安易な魅力」を引き出すこともしたくはないんですね。「シェゾならでは」の魅力という部分を前に出さないといけない、「別にそれシェゾじゃなくていいじゃん」「誰でもいいじゃん」みたいな雰囲気にはしたくないわけです。
例えばただ単に「美形」という点を押しただけでは、「別にサタンでもいいじゃん」になってしまいます。「魔族と対等に話ができる人間」くらいだと「ラグナスとかカミュだってそうじゃない?」と思えてしまいます。
「シェゾだから」という理由をちゃんと示しておかないといけません。
此処からはあくまで私の主観が入ってしまうので申し訳ないところではありますが、それぞれのキャラの役回り、立ち位置とシェゾとの関係性から明確に魅かれる理由を形にしていきます。ひたすら掘り下げかためていきます。
「シェゾと彼とはこういう関係で」「こういうことをしているうちに」「こういうところに魅かれた」という根っこがしっかりしていないと、キャラも方向性もぶれてしまいます。
(ちなみにこの時に、主観があまり入りすぎないように…一応、気をつけてはいます。気をつけているつもりではいます。9
で、そのためには、まずシェゾとの関係性の前に、「キャラ個人の方向性」を改めてしっかりさせておく必要があります。
シェゾは本当にここでこういう行動をとるか、こういう感情を抱くか、サタンは何を考えるか、インキュバスはどう動くか、などと言った「キャラの一人ひとり」の「行動の原理」「立ち位置」を求めます。
例えば、サタンは「割と常に中心」にいたがり「楽しそうだったら動く」だろうし、インキュ辺りは「自分の立ち位置が優位に運べるいざこざの少ない立場」で動くといいな、とか、ラグナスは「困っている弱い立場の人のため」、カミュあたりは「自分の知識のため」とかでもいいと思います。レムレスは「甘いもの」最優先で、インキュと同じように「自分が不利になる行動は極力避ける」、Dシェゾは「自分の居場所の確立」「周りに合わせる」ような立ち回りをする。とかですかね。
そういう動くための根っこを決めておかないと「全員が全員シェゾのために動く」とかそんなんありえねーよ妄想乙wwwという感じになってしまいます。
場面場面で、それぞれがそれぞれの役割をこなして、そこで初めて「キャラが活き」「シェゾに魅かれる」要素が産まれるわけです。
あくまで「総受」で「総愛され」であっても、「攻め側のキャラクター性」を大切にしてあげないと、一辺倒な話になってしましいますしね。
シェゾの方も気を使います。「総受」と銘こそ打ったものの、安易に「受」側に回るような男ではありません。私は割と、シェゾは「他人に無頓着」で「割と天然」「運が悪く事件に巻き込まれやすい」、というタイプだと思っているのでそのあたりの流れから巻き込まれ愛され型→総受みたいな雰囲気に持って行…ければなぁと思ってはいます。
「シェゾ」というキャラクター性をなるべく崩すことなく表現できないと、やっぱりこれはこれで見ている方に違和感を与えてしまいますからね。
(とはいえ、今回はコンセプトの大前提が「シェゾ受」なので、こればっかりは多少の強引さは仕方がないかなぁと半分くらい諦めてシナリオは書いちゃってるんですがね。今回は。)
と、こういう「キャラクター関係」をしっかり表現できるシナリオをかくぞーと意気込んだところで、もう一回話をプロットに戻します。
人数が多いとその分キャラの動かし方にも気を使うのですが、さっきも言ったように「それぞれがそれぞれの役割をこなせる」ストーリーにする必要があるんですね。
「シェゾ総受け」で、「それぞれの役割をこなせる」話を考える。
更には今回は、見ての通り世界観がごっちゃ、というか、ぶっちゃけレムレスとカミュとDシェゾが同時にでてこなきゃいけない状況を作らねばいけない。
で、色々悩んだ結果「魔導学校で期末試験をプリンプと合同でやることになりました」というストーリーの欄にもちょろっと書いてる展開です。
あんまりこの先の骨組みをいっちゃうとストーリーのネタばれとかになっちゃいそうなので細かいことはいいませんが、ここの展開を決めてから、「こういう試験にしたらこのキャラがうまく動くんじゃないか」「こういう展開ならこういうイベントを入れられるな」とか徐々に徐々に肉付けしていきます。
で、こっからがまぁ超展開なのですが、そのイベントに向けて持って行けるようなシナリオを書き起こして、しかもシナリオを書いている途中にも入れられそうな要素はぶちこんで行きます。
ましてその流れで次のキャラの行動とか同時進行で決めているという…まぁ、なんというか、「キャラの立ち位置」とかを決めたらあとは割と勝手にキャラが動いてくれるの待ちのタイプなので、いかんせん人様にシナリオお願いできないんですよね…。
それで一通り話がまとまったら読み返してみて、行動に矛盾が無いか見直す。
あと文章がちゃんとリズムよく読めるようになっているか、文末が同じ言葉の繰り返しになっていないか、とか文体も見直します。
矛盾や違和感があったら都度書きなおします。その際もなるべくキャラの思考に沿わせますが。
あとバランスをみて、空気になってしまうキャラがいないように推敲する。しばらく見てないキャラがいたら、そのキャラが話に加わりやすいように、いまいる人たちの話をそれとなく軌道修正させたり…。
そう、私の場合後半が酷く行き当たりばったりなのです。
多分プロットが頭の中で5割くらいもやもやしてる状態でシナリオ入っちゃってるのが問題なんですが…。
…なんか、見返してみたら何の参考にもならない話でした^p^
いや、けど、キャラクター性は本当しっかりしておきたいなとは思っています。
逆にそれさえしっかりしてればある程度は行き当たりばったりでもなんとかなるよ!みたいな?
…まぁ、ここまで言っておいてなんですが、私のキャラ作りも所詮二次創作でありますので、多少のキャラ違いは多めに見ていただけると幸いです、ということだけ最後に細くして、シナリオ裏話(?)終わります!
次回は立ち絵裏話!かもしれない!
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